私が「1日1食」を取り入れた背景

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私が「1日1食」を取り入れた背景

美容効果の期待

まず知るきっかけとなったのは「美容効果」である。

空腹時間を設けることで、人間が作り出すエネルギーの材料が糖(グルコース)から脂肪(ケトン体)へ移行する。その過程でオートファジーとマイトファジーが促進されるのだ。

これらは総じて細胞の除去を実現するが、活性化されることによって再生と修復の能力がアップする。つまりターンオーバーが促進され、ハリのある肌へ導かれる。

私自身、1日1食の取り組みから美容に関してはかなりの恩恵を受けている。もちろん他にも努力することはたくさんあるが、継続しているうちに目に見えて実感できたのは「肌の質」である。
顔だけでなく体全身が改善された経験はかなり自信になった。

脳機能の向上

これはあとから知ることになる。

脂肪(ケトン体)をエネルギー源とすることで、脳の認知機能や神経細胞を向上させることは、さまざまな研究で明らかになっている。

1つ例を出すならば、脳由来神経栄養因子(BDNF)の分泌を促し、成長と修復が促進されることで、記憶力や集中力の向上が期待できる。

仕事柄、頭を使うことが多いので、脂肪(ケトン体)を優先した食事を常日頃からこころがけている。

ここまでの内容だけでも、脂肪に対する考え方が少しは変わったと思う。わりと軽視されがちだが、適切な量と質は確保すべきなのだ。

なにより健康促進

結論はここに行き着くが、健康であるからこそ、これまで紹介した効果が期待できる。

まず1日3食と比べてインスリンの分泌回数が減ることは想像できるだろう。1日をとおして血糖値の安定が実現しやすくなる。もちろん食べるものには注意を払うべきだが、インスリン抵抗性を少なからず抑えることができる。

また消化器官の負担が減ることで、腸内環境のバランスが整う。それによって炎症を抑える効果があることさえわかっている。

適切に行えば、他にもたくさんのメリットが得られることも明らかだ。

1日1食に関して誰しもがすぐに適応できるとは言えないだろう。しかし大いに取り組む価値のある食事法と言える。最終的には栄養素のバランスまで考えられるように、誰しもが目指すべきだと私は思う。

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