ごちゃついた現状から抜け出す|ミニマリストになるための5ステップ

ミニマリストになるための5ステップ

ステップ①:モノを客観視しよう

私たちの脳には、現状維持バイアスが働いていて、変化を避けようとする傾向があります。これが、整理整頓がうまくいかない理由のひとつなんです。

そこで、実際に余計なモノを抱えていると気づくために、目の前にある問題を視覚化してみよう。

まず、部屋や持ち物をスマホで写真を撮ってみてください。客観的かつ冷静に、自分の持ち物を見直すことができるので。

加えて、使っているモノ、使っていないモノをメモに書き出すのもかなり効果的です。

自分の状況を知ることで、強い気付きが得られます。
これが行動を起こすきっかけになることが、研究でも明らかになっています。

気づきが多く、違った視点でモノを見る重要さを毎回思い知らされます。

ステップ②:価値を自問自答しよう

また「本当に必要か?」と自問自答することは、ミニマリストにとって不可欠ですね。なぜなら、自分軸に沿って、行動を選択できるようになるから。

日常生活では、服装・趣味・SNS・家具・スマホアプリなど、さまざまな場面でこれが当てはまりますね。

  • 服装:本当に自分が着たい服なのか、他人の評価を気にしていないかを問い直す
  • 趣味:その活動が本当に自分にとって興味深く、成長や幸福につながるのかを考える
  • SNS:真偽がわからない情報に振り回されていないかを見直す
  • 家具:居心地がよく、日常的に使っていて便利かどうかを見極める
  • スマホアプリ:ただ存在しているだけでなく、本当に役立っているのかを問い直す

最初は価値基準が曖昧に感じるかもしれませんが、自問自答は一度きりではなく、問い続けることが大切です。

問い続けることで価値観は変化し、より明確になります。

これが、余計なモノを手放し、本当に大切なモノを選ぶきっかけになるんです。

ステップ③:まずは1つ、手放してみよう

「そんな小さなことに意味があるの?」と思うかもしれませんが、この小さな1歩こそが大きな変化の第1歩になります。

  • 服を1つ捨てる
  • 家具を1つ手放す
  • スマホのアプリを1つ消す

どれも小さな行動ですが、「モノを減らす」という成功体験を脳に叩き込むきっかけになります。

実際、行動科学の研究では、小さな成功体験の積み重ねで、最終的に大きな行動につながることが示されています。

また、おもしろいことに、ほんの少し手を動かすことで「作業興奮」と呼ばれる現象が起きます。小さな行動が脳のスイッチを入れ、やる気が高まり、作業がはかどるのです。

だからこそ、最初から完璧を求めなくていいんです。

「全部片づけるぞ!」と意気込んでも、結局疲れてやめてしまうのはよくある話ですから。。

大事なのは、まず1つ、手放すことから始めること。

ステップ④:視覚・情報ノイズを減らそう

慣れてきたら、物理的な環境だけでなく、デジタル環境も少しずつ整えていこう。

デジタル環境の在り方次第では、脳に相当な負担をかけ、ストレスや集中力を低下させます。

アプリの整理や通知のオフ設定などが有効ですね。普段目に入る情報を減らすだけでも、驚くほど心が軽くなります。

また物理的なモノは減らすと同時に、残すモノを美しく整えたり、視覚的に見えない場所に保管するのはかなりおすすめです。

ちょっとした工夫なのに、相当スッキリします。

これらを整えるのは少し時間がかかるかもしれないけど、結果的に面倒なことを減らす自己投資になります。

コツコツと余白を増やしていきましょう。

ステップ⑤:継続のためのマイルールをつくろう

余白のある環境を維持するには、意思の力にたよらず、自然と整理整頓と手放しができるクセを身につけることが大切です。

このクセは、繰り返しの行動によって脳に根づかせることができます。

私の場合、「毎日5分だけ、特定の1カ所を整理整頓する」をマイルールとしています。

特定の1カ所は表にまとめているので、迷わずに整理整頓できる。何度か試して、最終的にこのルールが1番しっくりきました。

また、完璧を目指さないという心構えは持つべしです。

どうしても行動できない日は、休んでもいいし、少しハードルが高いと感じたなら、ステップ①に戻ってもいいんです。

継続に大事なのは、絶対にできる小さな行動から始めることなので。

そうすれば、行動はやがて習慣となり、余白のある暮らしに近づきますよ。

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