ミニマリストとは?
私が思うミニマリストとは、余裕をつくり、限られた時間を有意義に過ごし、自己成長と幸福感を最大化することにある。
私たちはモノや情報が多いと、知らず知らずのうちに脳に余計な負担をかける。脳はそれを処理するためにエネルギーを消費し、結果としてストレスが増えやすい。
この概念を”決定疲れ”と呼ぶ。これは複数の科学的研究で示されていることだ。
ただ、時間に余裕があればどうだろうか?
自分自身を見つめ直したり、新しいスキルを学ぶ時間に充てたり、大切な人と過ごす時間を確保できる。つまり、時間の余裕は自己成長に直結するわけだ。
具体例を示そう。部屋が散らかっていると掃除や管理に時間がかかる。しかし物を減らすだけで、その余計な時間は減らすことができる。
有名な話だが、スティーブ・ジョブスが毎日同じ服を着ていた理由はここにある。毎朝の決断をなくすことで余計なエネルギーを使わないためだ。
私自身もまずはマネごとから始めた。クローゼットを見直し、最小限の服だけを持つようにした。
またSNSについても、普段はほぼ見ない。アプリは削除しており、使用するのは仕事のときにwebからアクセスするようにしている。
空いた時間を、今ハマっている栄養学や生物学の学習に没頭できることは、まさに余裕の恩恵にすぎない。
一方で、「モノが多い方が幸福なのでは?」という声もある。確かにモノを持つことで得られる喜びはある。
しかし、ある研究によれば、物質的豊かさは一定以上から幸福度をあまり向上させない。むしろ持ち物が多すぎると、管理や片付けの負担が増え、逆にストレスを生むこともあるのだ。
また、ミニマリストは制限が多いという意見もあるが、この生き方の前提として、制約そのものが目的ではない。
あくまで自分にとって価値あるものを選び抜く手段にすぎない。そこに集中できる自由を作ることが、自己成長と幸福感を実現し、人生を変える時間をつくる。
だからこそ私はこの生き方に惹かれ、ミニマリストを目指した。