目次
ものを断捨離するための5つのステップ
ステップ1:マインドセットの確立
ものを断捨離する目的を決める。
私は「脳のリソースの解放」を目的にしている。
もの(情報)が多いと、無意識に情報処理をするがゆえ、無駄な意思決定が増えてしまう。
目的が明確であれば行動に移しやすい。自己決定理論。
毎日できる小さい目標を紙に書き出して、置いておくことはおすすめ。
いつか使うかも、高いからもったいないのような、手放すときに損失回避バイアスを引き起こす
1年以上触れていないものはほぼ捨てると考えていいが、手放すことで得られるメリットを考えると尚、捨てやすい。
ステップ2:基準を明確にする
選別において3つのカテゴリーを設定するといい。
- ①:使うもの
- ②:迷うもの
- ③:手放すもの
迷うものに分類されたら、期間を空けて再評価をする。
ステップ3:手放し方
手放す心理的ハードルを下げることがなにより重要。
手放せない思考は「脳のクセ」であり、これは進化心理学・行動経済学・脳科学の観点から証明できる。
例えば「お金や時間をかけたものを手放すことができない」のように、無駄にしたくないという心理が働くこの現象を、サンクコスト効果(埋没費用効果)という。
この場合「ドーパミン報酬」+「認知の切り替え」を組み合わせることで克服できる可能性が高くなる。
- ドーパミン報酬:神経伝達物質ドーパミンが分泌されることで、快感・やる気を生み出し、その行動を強化する仕組み。
- 認知の切り替え:物事の見方を変えることで、感情をコントロールする方法。
さらにこれは手放すことをポジティブに考えることにつながる。「売ることでお金が得られた」なども該当する。不要なものがなくなったことで、スッキリしたという達成感が得られたり、積み重ねることでいい将来への期待感が高まり、行動に結びつくということ。
ステップ4:さらに加速させる方法
行動の約5割は習慣で決まっている。
- 脳は省エネで効率を重視する:
- 報酬系の影響を受けやすい:
- 環境に行動が左右される: